クローバーのてんとうむし
立ち上げて放置していたテキストブログサイトです。 カテゴリ「初めまして」の文章を一読願います。 記事の下の方にカテゴリなどあります。 期待はしないでくださいね。 また女性向けの描写もあるかもです。
2007
December 23
December 23
2007クリスマスというわけで、初文章。
金曜日に書いたのですが。
ポップンのジャック×デイヴです。
一応BLなので注意してください。
でも、エロスは無いです。
おそらく甘いです。
金曜日に書いたのですが。
ポップンのジャック×デイヴです。
一応BLなので注意してください。
でも、エロスは無いです。
おそらく甘いです。
「クリスマス…」
わかっている。この日はデイヴにとって、一年で最も大切で、そして最も忙しい日。
俺の初めてのクリスマスは、二人暮らしの部屋に一人で過ごすことになるようだ。
俺はジャック・バウアー♪
じゃなくて、
俺の名はジャック、と呼ばれている。
本当の名前は忘れた。
俺は組織で育てられた。ずっとコードネーム、ジャックで呼ばれている。
暗殺者。人を殺すのが仕事である。そして今は……
長くなりそうだ。俺の話はこれくらいにしよう。
なによりもつまらないだろうしな。
お分かりの通り、今日はクリスマス。
デイヴは昨日から仕事へ行っている。
俺はフリー。
……一人は慣れている。
…はずだった。なのに
寂しい…切ない。
部屋にデイヴがいないだけ。それだけ。
いつの間にか、俺にはそれが、とてつもなく大きなことで、不安にさせるものになっていた。
初めて感じた幸せが、なくなってしまうような…。そんな気がしてならない。
俺は変わった。
以前はこんな気持ちは感じたことがなかった。
昔なら…………
思い出したくないな。うん。
文章ばかりで、アンタも飽きてきたところだろうし、なによりも苦痛だ。
クリスマス。
もっと楽しく過ごすものだろう、と思う。
と言うか、デイヴが言っていた。
ふぅ………。
俺にとって、クリスマスは……楽しくないだろうな。
「オラ……そんな不景気そうな顔して、ブツブツいってんじゃねぇっ!!」
!?
突然の声、何か強い衝撃が頭に
「デイヴ……?」
何が何やらわからない。デイヴはいま仕事中で、でも、俺を殴り飛ばした人物はデイヴで……。
「俺がいないだけで、そんな顔してんじゃねぇ!仕事できないだろーが!!」
「なんで…ここに?」
「ばっか!勘違いすんじゃねぇぞ!ただ、たまたま通りかかったら、ま、窓から見えたから、つい殴りにきちまったじゃねぇか!このバカ!」
と、またげんこつひとつ。
逆ギレじゃないか……なんて思いつつ、自分のかおがにやけてることに気付く。
「何にやけてんだよ…。気持ちわりぃ……。」
「ごめん。でも、…デイヴがいるだけで嬉しくて、なんか幸せなんだ。」
瞬間、デイヴの顔が真っ赤になる。
たぶん、自分の顔も多少は赤くなってるだろう。
「ばっ!!何言ってんだよ!この大バカぁ!!」
真っ赤になって怒ってるデイヴが可愛くて、いるだけで嬉しくて、……クリスマスって案外悪くないかも。
「もう俺は行くからな!まだ時間かかるけど待ってろよ!俺様がクリスマスの楽しみかたを教えてやる!」
「うん。ありがと。待ってる。ずっと。」
「?ずっとってなんだよ?旅に出るわけでもねーのに。変なヤツ…。」
じゃ。とまた夜空に繰り出すデイヴを見送った。
さっきのような寂しさはなかった。
初めてのクリスマスは…。
悪くないな。うん。楽しい。
デイヴを待ってる時間も、なんだか楽しい!
あとがき的な。
初めだから多目に見てください。
ジャクデイでクリスマスネタが書きたかったのです。
デイヴはジャックの生きる希望的な?
そんな感じ。
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